令和2年12月3日(木)富山市薬剤師会学術講演会のご報告・資料掲載について

令和2年12月3日(木)、富山電気ビルにおいてミワ内科クリニック院長 三羽 邦久先生をお迎えし「進化し、変貌を遂げつつある慢性疲労症候群診療」と題しましてご講演頂きました。

前回に続きましてZOOMも併用した講演とさせていただきました
会場・ZOOMともに各30名ほどと多数のかたにご参加いただき、ありがとうございました

 講師の三羽先生は慢性疲労症候群(ME/CFS)診療の第一人者で、2011年「ME/CFSのためのInternational Consensus Criteria(国際的合意にもとづく診断基準)」の唯一の日本人執筆者でもあります。全国から多数の患者を受け入れておられて、慢性疲労症候群について最新のお話を教えていただきました。

慢性疲労症候群にかかわる起立不耐症、スモールハートを伴う低心拍出量などの循環器的異常に加え、平衡機能障害などの神経学的異常について、実際の症例動画を交えて丁寧に教えていただき、とても理解が深まりました。治療薬として「ミノサイクリン」を使用する事、治療に早くはいったほうが効果が高いこと等すぐに役立てられる事柄も数多く学ぶことができました。

そして、大変優しくユーモアあふれる先生で、ZOOM受講者のために講演内では所々でキーワードを再確認してくださりました。本当に学びが多く、また、楽しい研修会でした。
三羽先生には心より感謝申し上げます

資料はこちらから