三県都薬剤師会 電子処方箋研修会報告

令和7年3月17日(月)富山市薬剤師会、金沢市薬剤師会、福井市薬剤師会合同で
電子処方箋研修会を開催致しました。

本研修会では、金沢市薬剤師会専務理事の伊藤昭一先生を講師にお迎えし、
「石川県の電子処方箋応需薬局の現状と問題点」と題してご講演いただきました。
石川県では、公立松任石川中央病院が処方箋を原則電子化に変更しており、
電子処方箋の発行率が増加傾向にあります。
講演では、その現状における運用方法と問題点について詳細な説明がありました。
また、事前に参加者の皆様から寄せられた電子処方箋に関する様々な質問にも丁寧にお答えいただきました。

講演では、電子処方箋の運用や紙処方箋との違いについて、先日問題となったマスタの問題も含め
分かりやすく解説いただきました。電子処方箋導入における課題として、マスタ等のシステムトラブルや、薬局スタッフの操作習熟度の問題が挙げられます。操作習熟度については、今後の発行枚数増加に伴い改善が見込まれる一方、先行薬局からの情報共有が重要であることを再認識いたしました。加えて最新情報の入手と共有は、今後も積極的に行っていくべきであると強く感じました。

その後の事前の質問に対する質疑応答では、疑義照会への対応、在宅患者への活用、トラブル時の対応など、多岐にわたる質問が寄せられ、参加者の皆様は理解を深めていました。

現状、薬局側の対応は進みつつありますが、病院側の発行率はまだ数%程度にとどまっています。
システムの互換性や運用上の問題、特に小規模医療機関や独自システム利用施設における導入の困難さが指摘されました。
ただしそれでも今後、トラブルを抱えながらも電子処方箋の発行枚数は増加していくことが予想されます。そのため、トラブルなどの情報を含む最新情報の共有が不可欠です。
伊藤先生からは、北陸の薬剤師会が連携し、問題や疑問を集約して共同で解決策を探る提案がありました。富山市薬剤師会も、今後様々な部署と連携し、情報の発信、収集、共有に努めてまいります。薬局の皆様方におかれましても、引き続きご協力のほどよろしくお願い申し上げます。